古民家購入時の診断ポイント
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古民家Howto
2022.11.10(木)
快適な田舎暮らしをするためには、リノベーションが欠かせません。そのため古民家を購入する際、まず物件の診断が必要です。その診断によりリノベーションの費用が大きく変わってきます。
古民家自体の価格は100〜1,000万円に対し、実はリノベーションの費用が500〜3,000万円ほどかかります。予算を考えた場合、古民家の価格より、リノベーションの価格のほうが、何倍もウェートが高くなります。
まず診断するのは屋根の状態です。瓦、茅葺、トタン貼りなどさまざまな屋根がありますが、例えば、軒が劣化して下に垂れた状態になってしまっている場合は、構造に水が入っている場合が多く、修理に多額の費用がかかってしまいます。ですので、屋根がしっかりしている古民家を選ぶことが大切です。
次に外壁などからの漏水がないかの確認、そしてシロアリ被害の程度の確認ですが、シロアリ被害についてはほぼ必ず発生していますので、どの程度蝕まれているのかで費用が変わってきます。次に建物の傾きを調べますが、こちらもシロアリによって土台が蝕まれて傾いている場合は、多額の費用がかかってしまいます。
「水」の問題も重要です。上下水道が通っているかどうかや、井戸水しかないが長年使われていない場合などは水質検査が必要になりますし、浄化槽を設置する場合は、水利権者などの同意が得られるのかどうかを確かめる必要があります。
その他、古民家に残されている荷物の撤去費用や、電気、ネット環境なども確認が必要です。
道幅が狭い場合は、資材や重機の搬入搬出などが困難になり、費用がかさむこともあります。
診断により予算の目処が立てば、いよいよプランニング。
庭のここでバーベキューがしたい、南向きだから畑がしたい、景色が美しいから露天風呂をつくりたいなど、ロケーションから湧き出た暮らしのイメージや夢を、私たちにお伝えください。
趣味を思いっきり楽しむ空間づくり・拠点づくりを、一級古民家鑑定士がお手伝いし、ご提案させていただきます。ご自身で内装などをDIYされたいという方は、ご相談いただければ方法や素材などのアドバイスもさせていただきます。
また、浄水槽や荷物の撤去費用などは自治体から補助金が出る場合もあります。それらのご相談にもていねいに対応させていただきます。
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古民家Howto
2025.03.19
インターンシップで農小屋作りinYoshitake村御杖
こんにちは!総務部の吉田です。3月6日(木)から7日(金)インターンシップで農小屋作りをしました。4月から入社の川本君も一緒です。昨年6月に開催したインターンシップ時に基礎まで完成してました。 今回は建て方から屋根の下地、土間のモルタル打ちまで行いました。川本君には、普段出来ない多くの作業体験をしてもらいました。柱の位置を決めるための墨出し 柱・梁・桁などの構造材の組み立て 木材をつなぎ合わせるコの字型の金具 かすがい打ち 屋根の下地のビス打ち 砂・セメント・水を混ぜてモルタルづくり、BBQコーナーの塗装の塗り直しなど 寒空の中、一緒に頑張ってくれました。実際建てあがっていくのを見るのは初めてで、専務が墨付け刻んだ柱、梁等がきれいに収まって行く様が気持ちよく、とても感動しました!社長と工事部青木君は息ピッタリ。 青木君は職人のような手早い動きで、普段知らない一面も見ることができました。 夕飯は、すき焼き。昨年二十歳になった川本君と乾杯しました。初めての一人暮らしに対する事や、他にもいろんな話が聞けて入社前にこのインターンシップを行えてよかったと思いました。川本君は、入社前にすごく良い経験ができましたと二日間の感想をたくさん書いてくれました。二日間で、ここまで出来ました。 次回は続きから・・・またその様子をご報告しますね!!
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プレスリリース
2025.03.17
奈良新聞社様に掲載していただきました!
2025年3月9日 奈良新聞社様 『奈良新聞』詳しくは下記PDFをご覧ください。 Yoshitake村御杖の事やイベントについて取材していただきました。記事PDFはこちら 20250309 奈良新聞
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古民家Howto
2025.03.14
3月8日(土)第34回イベントを無事終了しました!
こんにちは!総務部の吉田です。 3月8日(土)第34回 Yoshitake村御杖 内覧会&セミナー&古民家探索ツアーを無事に終了しました。 今回は、御杖村役場の村づくり振興課の方もお越し下さいました!そして、奈良新聞社の方も取材に来て下さいました!今回のイベントに向け、営業部がプレスリリースを作成し、各メディアに連絡、発信をしていました。当日、突然に来られてビックリしましたが、とても嬉しかったです。 奈良新聞社の方、御杖村役場の方と取材の打ち合わせの様子 古民家モデルルームの内覧と古民家セミナー セミナーでは、御杖村役場の方から 空き家バンクの説明、それに伴う助成金・補助金の事田舎暮らし体験スティが出来る事、 地域の方 の人柄の温かさの事など、お話してくださいました。 Yoshitakeファーム体験スティできる所を教えておられました。今回は5件の古民家探検ツアー 帰宅後は、座談会。 海外で住んでおられた経験があり、その時のような開放感がある場所、田舎で経験のある介護の事ができたらと 今後の事についてお話を聴かせていただきました。 セミナーの中で、御杖村役場の方が話されていた体験居住の提案にも、すごく関心をもたれていました。 古民家、田舎暮らしについて、ふわっとしていたけれど現実的な事を知ることができ、イメージしやすくなりました。 今回、参加してよかったですと感想もいただき嬉しかったです。ありがとうございました。 今回は、3組6名の方が来られる予定でしたが、体調を崩されたとのご連絡を頂き、1名様のご参加となりました。 寒さがぶり返しの寒暖差が激しい日が続いておりましたので、皆様体調にお気をつけくださいませ。 次回は4月13日開催予定です。古民家、田舎暮らしに一歩踏み出したいと考えておられる方、田舎暮らしに関心をお持ちの方、ぜひご参加ください! 定員になりますと募集を締め切らせて頂くことがございますので、イベントの告知が開始しましたら、お早めにご予約くださいね。皆様にお会いできるのを楽しみにしております(*^▽^*)